NHKのEテレで松平家忠の番組を見たことがきっかけでこの本を知り購入しました。
徳川家康の家臣として戦はもちろん、あっちこっち駆け回り城普請に各種接待、お金のやりくりにも苦労しつつ与えられた仕事をこなし、家族や趣味の話も残された日記の内容に驚かされました。
直属の上司は酒井忠次ですが家康から直接声をかけられる有力家臣で、今までその存在を知らずにいたことに自身の不勉強を思い知らされます。
家忠は関ヶ原の戦いの前、鳥居元忠らとともに伏見城にこもります。
歴史に興味のある方ならお分かりと思いますが「伏見城」にです。
家康が天下を取るまでに多数の家臣がどう考え、どう行動し、いなくなっていったか、改めて思いをめぐらし考えさせられます。