久しぶりの新刊。今回は作画作業軽減のための貼り付けコピーもなくしっかり描かれています。作品が遅れても正直そういった行為は反転絵や拡大拡小など違和感が出るのでやめてほしい。物語は面白くなってきました。謀略で参謀総長が王を弑しトップについて侵略戦争国家になろうとしている。ヴァイセンの王子を連れた一行は巨大な軍事政権に打ち勝つことができるのか。やってやれの期待が高まる。

待望の最新刊、この巻発売時点では電子版というものはなく、紙の単行本で集めていますが、表紙の手触りや質感もなかなかよくて満足感があります。この巻では敵の後方をかく乱するとはどういうことか、という授業のために教師役がもう１人登場しましたがなかなかの安心感がある人物で納得…。

バルツァーが参謀総長が掌握したヴァイセンとの戦いに身を投じていきます。
かつてバルツァーと死闘を演じた、かの国が今後の趨勢に多大な影響を与えてきそうです。
いいところで終わったので、また長ーい待ち時間があるかと思うと…

この作品は面白い。中世の戦争から近代の戦争へと、時代が移り変わっていく様子を臨場感溢れる語り口で示す。舞台はヨーロッパの架空の国家だが、そのあり方はリアルそのものである。

最新巻発刊まで少々時間が空いたため、１巻から改めて読み直した。ダイナミックな展開とマニアックな考察が合わさっておもしろく、一気に読み終えた。次巻が今から待ち遠しい。

シリーズをとおして購入しております。毎回楽しく読ませていただいております。今回も楽しく読ませていただきました。予約販売をしていただけるのがいつも助かっております。

新刊が出るのを楽しみにしていますが、間隔が空くので最初から読み直してしまう。またそれが面白かったりもする。